任意整理を弁護士さんに依頼して、苦節5年、ようやく任意整理の返済が終わり、無事完済しました!
任意整理を始めた頃は、5年も返済し続けられるのかと毎日不安でしたが、終わってみれば一瞬のように感じています。
債務整理をするまでの経緯
まず運営者の私が借金を作った経緯について。
債務整理の体験談/任意整理で借金300万円を返済中でも紹介していますが、気づくと350万円もの借金をかかえていました。
主な借金の原因は次の通りです。
- 趣味(ギターや関連機材の購入)
- 転職先で給料が少なく、家賃が高くなった
- 借金の発端は趣味のギターなどの買い物でした。
加えて、地方から転職し給料が少なくなったことと、東京へ引っ越したことから家賃が高くなってしまったことにより、生活費をクレジットカードで補うようになってしまい、借金が膨らんでしまいました。
お恥ずかしい話ですが、クレジットカードの限度額まで使い、その後法律が改正され総量規制が始り、クレジットカードを新たに作れなくなるまで借金の総額を把握していませんでした。
いつかは昇給やボーナスで借金を返せると思っていました。
もちろん、そんな簡単に昇給できるはずもなく、借金も返せなくなり、弁護士さんに相談することになります。
任意整理完済までの期間
返済期間は最長で4年8ヶ月(任意整理を依頼したのは5年3ヶ月前)になります。
以下の画像は、弁護士事務所から渡された各金融機関に返済するための口座情報と毎月の返済額を記載した返済予定表になります。
毎月これを見て返済していました。
たった2枚しかありませんが、長い道のりでした(ヽ´ω`)
信用情報期間CICのデータがどう変わるのか取り寄せてみた
返済期間中と返済後の信用情報期間の内容がどうなるか、完済1年前と完済後にCICから資料を取り寄せてみました。
完済後の資料には終了状況の箇所に終了と記載されているのがわかります。
任意整理の返済中にやったこと
任意整理は自己破産と異なり、総額を分割して返済していく方法なので、任意整理をやったからといって、そこで終わりではありません。
ですので、借金の返済中は、可能な限り節約を行いました。
節約をしなくても毎月1万円程度残っていましたが、万が一の時のために少しでも貯金額を増やせるようにしたかったためです。
特に毎月必ずかかるものを見直しました。
日常かかる費用を見直した例:
- 携帯電話
- 食費
まず携帯電話ですが、スマホからガラケーに変更しました(携帯会社はdocomo)。
電話は家族か会社にしかしないため見直しを行い、一番安いプランにすることで1/3ぐらいの料金に圧縮できました。
その後、格安スマホ、simが普及してきたため、楽天スマホへ乗り換えています。
ちなみにdocomoが発行するクレジットカードも任意整理の対象でしたが、携帯自体は問題なく利用できていました。
関連ページ 債務整理を行うと携帯電話、スマホの契約はどうなるのか家賃など固定費以外で最も月の消費を抑えられるのが食費です。
任意整理以前は、1日あたり平均で1,200円ほど使っていました。
任意整理後はこれを見直して、平均で800円程度になるように昼はコンビニ弁当や牛丼などなるべく安くすませ、夜は自炊するようにしました。
もう少し減らせるのところがあるでは?と思うかもしれませんが、それだと返済が続かないと思ったからです。
というのも「任意整理は途中で返せなくなる人ほとんど」と弁護士さんに任意整理をお願いする際に言われていました。
任意整理は3年から5年で借金を返済していく方法で、長い期間、毎月同じ額を返済していくのはかなり大変です。
途中で挫折してしまう人が多いようです。
ですので、最低限節約して、無理なく生活できるのが理想になります。
任意整理中や完済後にクレジットカードは作れるのか?
クレジットカードで借金を作ってしまった人間としては、「クレジットカードなんてもう絶対使うものか!」と思っていました。
実際に、クレジットカードのない生活を送ってみるとそれほど不便さは感じませんでした。
デビットカードがあったのも大きいと思います。
ですが、デビットカードが利用できないクレジットカード支払いのみのサービスには、どうしても利用したいものがあっても我慢するしかありませんでした。
これが唯一不便さを感じたところでした。
任意整理の返済の後半では、この不便さを無くしたいと考え始め、なんとかクレジットカードを発行できないか試してみました。
任意整理の返済中にクレジットカードを作成してみる
任意整理など債務整理を行うと信用情報機関に債務整理した事実が登録されてしまいます。
いわゆるブラックリストです。
このブラックリストがある限り、原則クレジットカードやローンを組むことはできません。
ですが、ネットなどを見るとブラックリストに入っていても審査に通るというカードがあると目にしました。
そこで、この情報通りに任意整理中ですがクレジットカードの申し込みをしてみました。
任意整理中のクレジットカードの申し込み
クレジットカードの申し込みを行ったのは次の通りです。
- アコムマスターカード
- アメリカン・エキスプレス
この2社はネットの情報を参考にいわゆるブラックリストに掲載されていても、審査に通るとされていたカードを選んでみました。
その結果。。。
もちろん2社ともだめでした。
当たり前ですね。
ちなみに、アコムマスターカードに関しては、次の画像のようにネットから申請して数分で審査落ちの連絡が来ました。
最近のクレジットカードの申し込みでは、瞬時に信用情報を参照してブラックリストに入っている申込者を排除しているためです。
受験の足切り制度のようなものです。
実際には、銀行などの金融機関ごと審査する項目がありますが、ブラックリストに入っているとほぼ落とすシステムになっています。
ただし、アメリカン・エキスプレスについては、クレジットカード申し込み後、10日程度経ってから郵送で審査落ちの連絡がきました。
クレジットカード審査から半年後にもう一度申請
上記は任意整理の完済1年前でしたが、今度は完済の半年前にもう一度トライしてみました。
結果は同じくアコムマスターカードは、一瞬で審査落ちで、アメリカン・エキスプレスについても同様で2週間程度経ってから郵送で審査落ちの連絡がきました。
任意整理の返済完了後(借金完済後)すぐにクレジットカードを作成してみる
こりずに完済直後にクレジットカードを作成してみました。
ですが、そもそも任意整理の完済後にクレジットカードは作れるのでしょうか。
一般的にはかなり厳しいのが現実のようです。
というのも信用情報というのは、任意整理で借金を完済してもしばらく信用情報機関に過去債務整理をした事実が一定期間残ってしまいます。
任意整理の場合は、各金融機関の返済完了から保有期限として、5年間掲載されたままになります。
ブラックリストから開放されてもスーパーホワイトが待っている
保有期限を迎えると、はれてブラックリストから開放されます。
ですが、信用情報に何も借り入れをしたことの無い、「スーパーホワイト」とよばれる状態になります。
通常クレジットカードが作れる年齢の人は誰もがスーパーホワイトですが、クレジットカードが普及している現代では、30代以上でスーパーホワイトの人は過去に信用事故を起こしたため、今まで借り入れの履歴がないのではないかと金融機関からみられてしまいます。
そうなってしまうと、せっかくブラックリストから外れたのにクレジットカードを作るのが難しくなってしまいます。
任意整理の返済完了直後でもクレジットカードを作れた
ここまで紹介したのは、あくまで一般論です。
任意整理の返済直後でまだブラックリストに情報が残っていたとしてもカード会社が申請者を問題視していなければ、クレジットカードは発行してもらえます。
そこで、以下のクレジットカード会社へ挑戦してみました。
- 楽天カード
- アメリカン・エキスプレス
その結果、楽天カードは数分で結果が出て、クレジットカードの発行は見送りになってしまいました。
ですが、アメリカン・エキスプレスはなんと一瞬でクレジットカード発行完了の文字が表示されました!
やはりアメリカン・エキスプレスは、国内のクレジットカードとは別の審査基準がありそうです。
実に5年ぶりのクレジットカードの発行で「やったーーーっ!」と声をだしてしまいましたw
任意整理をする直前の辛い思い出を忘れず、クレジットカードは計画的に利用していこうと思います。
それと貯金もコツコツと。
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